過去の法話
六波羅蜜
(令和7年 3月の法話)
春・秋の彼岸会は、春分の日・秋分の日を中心とする
七日間に行われる仏教行事です。
私達はお彼岸になると、お寺参りやお墓参りをして供養をします。
お彼岸は、このお参りや供養も大切ですが、それと同じように、
仏教では、仏道の修養に勤める大切な期間でもあります。
その修養は「六波羅蜜」と呼ばれるものです。
布施 ── 惜しむ心を退けましょう
持戒 ── 行いを正しましょう
忍辱 ── 怒りやすい心を治めましょう
精進 ── 怠りの心をなくしましょう
禅定 ── 散りやすい心を静めましょう
智慧 ── 愚かな暗い心を明らかにしましょう
の六つの徳目です。
お彼岸の一週間、自分と向き合い、
六つの徳目を一つでも実践し、修養に心掛けたいものです。