過去の法話
一仏
(令和7年 2月の法話)
曹洞宗のご本尊様は、一仏即ちお釈迦様です。
本尊唱名は『南無釈迦牟尼仏』とお唱えします。
南無は、インドの古い言葉「ナマス」の音写語で
「帰依する」という意味です。
帰依は拠りどころとし、信仰することですから、
本尊唱名は、「釈迦牟尼仏に帰依します」ということです。
お釈迦様に帰依するということは、
私達の信仰生活の上で一番の証しです。
一日に一度は、ご本尊様にお参りし、手を合わせ、
お釈迦様を仰ぎ、口に唱えて本尊唱名を申し上げましょう。
信心の日送りが、身も心も安らかにし、
み仏との絆を深め、ひいては、今、社会に求められている
明るい家庭仏法の確立に繋がっていくのです。
正しい信仰に生きるものとして、常にみ仏を身近に感じつつ、
その行いを我が身に引き当てて、共に歩みましょう。