過去の法話
お粥の功徳
(令和3年 12月の法話)
禅の修行道場では毎朝お粥をいただきます。
早朝からの坐禅や読経を済ませてから
いただくお粥は五臓六腑にしみわたります。
特に寒い朝にいただくお粥は、
凍りついた全身を柔らかく
ときほぐしてくれて格別です。
鼻水をすすりながら、
生きている喜びを感じられます。
お釈迦さまもお粥を推奨されていて、
お粥には十の功徳があると言われています。
①長生きをする
②容姿がよくなる
③心地よくなる
④力が湧いてくる
⑤弁才を与える
⑥飢えを除く
⑦渇きを除く
⑧風(vata)を調える
⑨下腹を浄化する
⑩未消化の残留物を除く
律『大品』(拙訳)
道元さまも『赴粥飯法』のなかで
お粥の功徳をあげられていますよ。
みなさんも時々はお粥にしてみませんか。
十の功徳と一緒にいただきましょう!