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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

お粥の功徳くどく
(令和3年 12月の法話)

禅の修行道場では毎朝お粥をいただきます。
早朝からの坐禅や読経を済ませてから
いただくお粥は五臓六腑にしみわたります。
特に寒い朝にいただくお粥は、
凍りついた全身を柔らかく
ときほぐしてくれて格別です。
鼻水をすすりながら、
生きている喜びを感じられます。

お釈迦さまもお粥を推奨されていて、
お粥には十の功徳があると言われています。

 ①長生きをする
 ②容姿がよくなる
 ③心地よくなる
 ④力が湧いてくる
 ⑤弁才を与える
 ⑥飢えを除く
 ⑦渇きを除く
 ⑧風(vata)を調ととのえる
 ⑨下腹を浄化する
 ⑩未消化の残留物を除く

             律『大品』(拙訳)

道元さまも『赴粥飯法ふしゅくはんぽう』のなかで
お粥の功徳をあげられていますよ。

みなさんも時々はお粥にしてみませんか。
十の功徳と一緒にいただきましょう!