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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

お盆と収穫祭用
(令和2年 7月の法話)

お盆とお正月は一年を二分するほどの大きな行事でした。
社会が大きく変化した現在も、
日本人の生活の節目として重要な意味をもっていて、
日本中で民族の大移動が繰り返されています。

お盆の由来については『盂蘭盆協うらぼんきょう』に記された
お釈迦様の十大弟子の一人である目連尊者もくれんそんじゃ
亡き母親の話がよく知られています。

ところで、七月十五日は中国では「中元」にあたります。
中元は道教の三官さんかん信仰と関係の深い日で、畑作の収穫祭です。

三官は、大自然の主宰者としての天官てんかん
小麦などの畑作の収穫を支配する神としての地官ちかん
そして稲作の収穫を支配する神としての水官すいかんのことです。
ですから、お盆には自然の恵みに感謝する収穫祭という意味も
込められているのではないでしょうか。