過去の法話
百丈曰く、独座大雄峰
(令和元年 10月の法話)
インドから坐禅を伝えた達磨大師から八代目、
百丈懐海は唐の時代に初めて
大雄峰(百丈山)に禅宗の道場を開かれました。
また道場の修行生活の基礎となる規律の
「百丈清規」をつくられました。
これは禅とは正しい生活行為が全てであるという
徹底した姿勢であり、よって坐禅を中心に
日常生活を大切にするものであると考えたからです。
かつて禅匠は「お袈裟をかけて坐禅して、
一寸すわれば一寸のほとけ」と示し、
独坐は只管打坐の祖師の姿であるといわれました。