過去の法話
達磨さま
(平成28年 10月の法話)
達磨さまは、禅の教えを、インドから中国に伝えた方です。
諸説ありますが、六世紀初頭にインドから中国に渡ったようです。
嵩山少林寺に入り、面壁すること九年といわれています。
面壁は、壁に向かい、坐禅をすることをいいますが、
この九年間の坐禅は、ことばをこえた身体ごとの教えを、
私たちに示しています。
もし達磨さまが、インドから中国に渡らなかったら、
禅の教えを、私たちは、知ることができなかったわけです。
法要を行い、修行の心をあらたにするのです。