過去の法話
観音さま
(平成28年 7月の法話)
観音さまの「観音」は、「観世音菩薩」を
簡略化にした呼び方です。
『 妙
法
蓮
華
経
観
世
音
菩
薩
普
門
品
』に、
観世音菩薩は、苦悩に打ちひしがれた世の中の人々が発する音声を、
即時に観じて人びとを苦悩から解脱せしむる、
と記されています。
人々の苦悩に満ちた心の叫びを、素早く感じとる観音さまは、
慈悲を本領とする仏さまです。
人々を救うため、さまざまな姿に身を変えるとされています。
その種々の救いの様相を示したものが、
千手千眼 ・ 十一面 ・ 如意輪 などの、
数々の観音さまのお姿なのです。