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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

大本山總持寺二祖 峨山韶碩(がさんじょうせき)
禅師650回大遠忌
~峨山禅師をもっと知りたい方のために(4)~

(平成27年 11月の法話)

峨山禅師は人材の育成に努め、
「二十五哲」といわれる25名もの俊才を輩出することになり、
曹洞宗を全国に展開させる言動力になりました。

なかでも、太源宗真(たいげんそうしん)、
通幻寂霊(つうげんじゃくれい)、
無端祖環(むたんそかん)、
大徹宗令(だいてつそうじょう)、
実峰良秀(じっぽうりょうしゅう)の五人は「五哲」と呼ばれ、
總持寺運営の主導的立場を担いました。
「輪住制」という住職が短期間交替し、
寺院の発展・護持に勤める制度で、
多くの優れた僧侶に活躍の場を与え、
それぞれの能力を発揮しながら、
協力して寺院を維持することにつながりました。

總持寺には、「五哲」が開いた五院とよばれる寺院がありました。
これらの寺院から一定期間ごと住職が出て總持寺を守っていたのです。