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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

お塔婆の功徳 1(平成26年 9月の法話)

仏さまの像、仏さまの身体を刻んで礼拝供養する功徳は、
計り知れないものがある、とされていますが、
さて、実際に、仏さまを刻むことは、
技術もいれば、時間も努力も大変で、
一般の人々には及びもつかぬことであります。

そこで、仏さまの像(すがた)を簡単にした
“ お塔婆 ” の形が生まれ、
お塔婆が、仏さまの像にかわることになったのであります。

お塔婆は、五輪にかたちづくってあります。

五輪とは、宝珠形、半月形、三角形、円形、四角形を重ねた形をいい、
これを、仏さまの体にあてはめれば、
頭 ・ 顔 ・ 胸 ・ 腹 ・ 脚 となります。

これはまた、世界万物の相である、
地 ・ 水 ・ 火 ・ 風 ・ 空 の
五大、五智の意味をあらわしたことになります。