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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

お経の功徳 2(平成26年 8月の法話)

お経をいただければ、お釈迦さま、観音さま、地蔵さまや
諸仏菩薩さま方がいろいろな姿、形にあらわれて、
この世の中を救い導いてくだされていることも、
おのずから知ることができます。
お経の一句、一偈には、亡くなった人々の御霊の在処(ありか)、
遺族の心のもち方、手の合わせ方が現われています。
善い種をまけば、善い実りがあり、
悪い行ないは身を滅ぼすもとになるという、
因果の道理がはっきりいたします。

五穀が豊かに実り、悪病が退散し、寿命を長く保つための方法や、
祈りがこめられていることがわかります。

亡き人々の成仏得道、世の平和、人類の幸福も、
ことごとく、お経によって導かれます。
このように、お経の功徳は広大です。

お経は読んで意味のわかるものでなければありがたくない、
という方もありますが、それも一つの道理で、結構な事と思いますが、
意味がわからなくても、功徳は大きいのです。
お経は姿勢を正して、うやうやしくいただき、
一声、一声に真心を込めて読めば、身も心も洗い清められ、
その身、そのまま、仏となり、仏の姿となるのです。