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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

檀徒について ~その2(平成26年 1月の法話)

檀那寺、檀徒、檀家も、仏教の梵語のダーナの意あらわしたものです。
ダーナ、すなわち布施には、法施と財施の二つがあって、
財施は法施をともない、法施には必ず財施がなければなりません。
この法施と財施のいずれが欠けても、布施の功徳はあらわれない、
とさとされています。

布施をいただくときに
「 財法二施功徳無量檀波羅蜜具足円満 」と、唱えますが、
これは前に述べた布施の功徳を唱えるのです。

現在は、簡単に、檀那寺とか檀徒とか言いますが、
その内容には以上のような深い意味があり、
その意味から生まれた、数百年間のお寺と檀徒の結びつきであり、
これはまた、先祖の信仰のあらわれということになるのです。