過去の法話
大本山永平寺(平成25年 8月の法話)
大本山永平寺は、福井県吉田郡永平寺町にあります。
福井市から東南四里の地点で、
むかしは人里離れた静かな山奥でした。
境内地はおよそ十万坪あり、建物は四千七百余坪あります。
七堂伽藍をはじめ、大小七十余棟の建物が、
棟を重ねてそびえています。
いまから七百六十余年前の寛永元年、
高祖道元禅師さまが四十四歳のとき、
土地の領主 波多野義重公の願いによって、
京都からこの地に移られ、傘松峰大仏寺をご建立になり、
三年後に『吉祥山永平寺』と寺名をおかえになりました。
これが現在の大本山永平寺であります。
幾たびか災害を受けましたが、そのたびごとに復興し、
現在のような大寺院となりました。