過去の法話
両大本山と宗門の組織(平成25年 7月の法話)
曹洞宗には、両大本山といって、大本山が二つあります。
一つは越前の永平寺(福井県吉田群永平寺町)であり、
もうひとつは鶴見の総持寺(横浜市鶴見区鶴見町)です。
両大本山は曹洞宗寺院の根本であり、信仰の源(みなもと)なのです。
両本山は、わが宗門の寺院は、その檀家と共に一体となって、
永久に護らなければならないと、曹洞宗規則に定められています。
大本山の住職は "住職" と呼ばないで、"貫首(かんしゅ)" と呼び、
永平寺貫主、総持寺神貫主、と申します。
しかし、一般には、永平寺の禅師さま、総持寺の禅師さまと
お呼び申しています。