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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

仏法僧の三宝 ~その1(平成25年 2月の法話)

高祖道元禅師さまは、「深く仏法僧の三宝を敬い奉るべし、
生(しょう)を易(か)え、身を易えても、三宝を供養し、
敬い奉らんことを願うべし」とお示しになっています。
このお示しのような仏法僧の三宝、
-仏宝-法宝-僧宝- の三宝は、
どのような尊さがあるものでありましょうか。

国には国宝があり、家には家宝があるように、
仏教には三宝という宝があるのだ、と簡単に
割り切っている方がありますが……。
国や家の宝は、値打ちをつければ値打ちがつきますが、
仏法僧の三宝は、値打ちのつけようがない。
もっと尊い、この上もない宝であります。

曹洞宗の信仰は、高祖様のお示しにしたがって、
仏法僧の三宝に帰依することが、
いちばん大事なこととされています。

私たちが仏になるために、仏の道を歩むために、
身と心に相続する十六条の戒法があります。
その第一がこの三宝帰依の戒法で
帰依三宝 ─── 十六条の戒法はことごとく、
この帰依三宝が根本になっています。