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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

高祖様(平成25年 1月の法話)

高祖様は、承陽大師、仏性伝東国師、
仏法国師のご諡号(しごう:天皇からのおくり名)があります。
御名は道元(希玄とも申された)と申され、
一般には、道元禅師さまと申し上げています。

土御門天皇の正治二年(西暦1200年)一月二日、
太陽暦では、一月二十六日、京都でお生まれになりました。

御父は内大臣久我通親公で、御母は摂政藤原基房公の娘であります。
三歳のとき、御父が亡くなられ、八歳のとき、御母も亡くなられました。
十四歳のとき、比叡山の公円僧正について得度、お弟子になられ、
天台宗の教えを学んでいられましたが、
大きな疑問にぶつかりその解決がつかず、
京都の建仁寺に栄西禅師を訪ね、ここで修行いたされることになりました。
それは御年十五歳のときのことであります。

栄西禅師さまは、その翌年、亡くなられたので、
お弟子の明全和尚について修行を励まれました。

二十四歳のとき、明全和尚とともに中国に渡たり、
五カ年の長い間、ご修行を重ねられ、
天童山の如浄禅師のもとで、"さとり" をひらかれ、
お釈迦さまから直々に伝わった正法を相続、
五十一代目の祖師におなりになり、
二十八歳の秋、ご帰国になったのであります。