過去の法話
一仏両祖(平成24年 10月の法話)
曹洞宗には「一仏両祖」の定めがあります。
一仏とは本尊釈迦牟尼仏であり、両祖とは高祖承陽大師道元禅師と、
太祖常済大師瑩山禅師のお二方であります。
釈迦牟尼仏は、普通お釈迦様とよんでおり、仏教の開祖、
世の中の大きな光となってくだされた大恩教主であります。
そのお釈迦さまから代々の祖師方が受け継がれた
"仏教の真髄"-正法-を、七五〇年ほど前、
高祖承陽大師さまがわが国ににおひろめになり、
四代目の太祖常済大師さまが盛んにいたされました。
このお二方はわが曹洞宗にとっては父母にもあたるお方ですから
両祖大師と申し上げます。