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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

曹洞宗の教義(平成24年 9月の法話)

私たちは、生まれながらにして仏さまと同じ心、
仏ごころを持っています。
この仏ごころを見きわめないで、欲張ったり、怒ったり、
愚痴を言ったりして、苦しみ、悩みの種子をまいているのです。

私たちは、お釈迦さま、高祖さま、太祖さまの、
み教えを信じ、導かれて、仏ごころをきわめ、
人間のほんとうのすがたを目指すのです。

それにはまず、み教えにしたがって反省し、
懺悔(さんげ)するのです。
懺悔すれば、その功徳によって罪業が消え、
仏さまの光明に照らされ仏さまの広大なお慈悲が、いただかれます。

そうすれば、身も心も、仏さまに帰依し奉ることができ、
仏さまの子となります。仏さまの子となれば、菩提心がそなわり、
社会の役に立つ事を喜ぶようになります。
菩提心とは、たとえば、父母がその子のために、
ひたすら勤めはげんで身命をかえりみない。
それでいて父母は満足し、生きがいを感じる。
それと同じように、自分を忘れて世のため人のために
役立つ働きをする事に、大きな喜びと、幸せを感じる。
これを菩提心と申します。

このような菩提心のはたらきを菩薩行とも申しますが、
この菩薩行に目覚めさしてくだされた
お釈迦さま、高祖さま、太祖さまのご恩に報いる道は、
ただひたすらに、この菩薩行にはげむ以外にないと感じ、
その実行をかたく誓う。これが曹洞宗の教えであります。