過去の法話
隋昌院の宗旨(平成24年 8月の法話)
当山、随昌院の宗旨の名前は、曹洞宗(そうとうしゅう)と申します。
普通には禅宗ともいっていますが、
曹洞宗というのが正しいのであります。
お釈迦様がお説きになった数多くの教えは、
みんな "坐禅のさとり" -正法- が根本になっており、
さとりは仏教の正門であります。
この "さとり" を代々の祖師方が、一つの器の水を、
そっくりそのまま次の器にうつすように おつたえになったのが、
わが曹洞宗で、身も心も坐禅に打ち込み、坐のすがたそのままが
仏であると "さとる" これが宗旨の本体であります。