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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

仏壇のおまつりの仕方(平成24年 6月の法話)

お仏壇のおまつりの仕方について、まず、最も大切なことは、
お仏壇の中心はお釈迦さまであることを、
はっきりと心にとめることです。

ご先祖様のお位牌は、お釈迦さまの左右におまつりし、
古いお位牌は向かって右に、新しいお位牌は左におまつりします。

お供え物は、本尊さまやご先祖さま、
故人が“いますがごとく”お供えします。
お供え物は、五つのお供えが基本です。
お線香、花、灯明(ろうそく)、水、飲食(お霊膳など)の五つです。
ご飯に限らず、皆さんが召しあがる食事をお供えしてください。
そして、お供えした物は無駄にしないように、
いただけるものは皆で分け合っていただきましょう。

お茶やお水をお供えする器のことを、茶湯器(ちゃとうき)といい、
中段の中央にお供えします。
茶湯器がひとつの場合、ご飯は、茶湯器の右横にお供えします。
茶湯器がふたつの場合は真ん中がご飯です。
お菓子や果物は、高坏(たかつき)に盛りつけて、
茶湯器の左右にお供えします。
お線香は、よいお香りをお供えするものです。

下段には、向かって左より花立て、香炉(こうろ)、
蝋燭(ろうそく)立ての三具足を置きます。

日常、おまいりする為に必要なリン(カネ)やお経本、
数珠(じゅず)等は、下段に置きます。
木魚(もくぎょ)がある場合は、木魚を右に、リンを左に置きます。
リンだけの場合は、右に置いてください。

お盆の前に、標準的なお仏壇の
おまつりの仕方についてご紹介しました。