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曹洞宗 随昌院
〒410-2315
静岡県伊豆の国市田京1075-8

過去の法話

お彼岸(平成24年 3月の法話)

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、
生まれては死に、また生まれ変わり、
絶えず繰り返す迷いの世界を仏教では
「此岸(しがん)」こちら側の岸というのに対して、
「彼岸」彼の岸は迷いを脱し
生死(いきしに)を超越した向こう岸、
お悟りの世界、理想の世界のことをさし示します。

お彼岸とは日本独自の仏教行事で、
春分あるいは秋分の日を「お中日」とした七日間、
特に仏教に適った生活をしましょうという、いわば仏教週間なのです。
春、秋のお彼岸を迎えるたびに思うことは
四季に恵まれたこの国に生まれてきて本当に良かったなということです。
水がきれいで、緑豊かな自然、
いつまでもいつまでも大切にしていきたいとあらためて思います。

そして、東日本大震災により苦しみの中にいる
多くの皆様のことを思わずにはいられません。
皆が少しでも早く幸福に暮らせるように心より願います。